2010/02/11/Thursday
さてここは、、

船の上。目的地は、、こちら。

目的地をながめつつ、、
着岸します。

最初に迎えてくれたのは、、

シカだ!!
もうひとになれまくっていて、カメラ目線、わざとはずす流し目線、などなど
モデルさんばりのポージングかましてくれます。

さて、目的地まではこんなストリートがつづきます。
ごっそりおみやげやさん、名物のかきやあなごめしのお店がひしめきあっています。
潤っているのですね。世界遺産パワー。
日よけのシェードが連続してかかっているのには驚きです。
たまに、おしゃれなお店、カフェなどもあります。
そういうのがすこしでもあることで、こってこてのお土産街道の印象がすこしやわらぎます。
たまにこんな景色が、路地越しに抜けたりして。

さて、到着。
ちょうど汐が引いていました!歩いて近寄れます。
おもったより、ずーと、大きいです。
高さは、、4,5階建てビル相当。

軸線ショット。

振り返ると、、

そこには、本社拝殿が見えます。汐が引いてもなお、心憎い演出があるのですね。
海底地形すら、デザインの対象になっているという。
安芸の宮島、厳島神社。世界遺産。
現在の社殿は、1168年ごろ、平清盛による造営。宗像三女神が主祭神。
度重なる修復を経て、現在に至っている模様。「修復前提」の社殿、というわけです。
とにかく、建築的アイディアの実践の宝庫。
陸と海のボーダーの建築化、地形へのフィット、水位変化の建築への導入、軸線、プロポーション、シンメトリー、アシンメトリー、リズム、変化する自然への水平面の設定、ボリュームコントロール、雁行、動線主体の建築、移動と変化、建築による物語、神話の現前、、、とにかく、現代建築デザインのためのアイディアの宝庫。しかも、これだけ過酷な立地条件にありながら、平安時代からサスティナブルに更新され続けてきている。

入り口です。昔は出口だったようです。切妻になっています。
断面形状がよくわかりますね。回廊断面も横長のプロポーション。

いたるところで横長の矩形のリズムがあります。
ストラクチャーが、美しいリズムとして構成されている。素敵!!

こちらは客殿。舞を踊るステージが海に張り出しています。
客人の神様ももてなし、コミュニケーションを計るのに、ダンスがとても重要なツールだったということですね。

檜皮(ひわだ)葺きの屋根、軒先ディティール。
二重の化粧垂木の上に、木の皮を何重にもかさねてつくった屋根がのがみえます。
水を切るためのディティールと、重という、デザインの手法が重ねてなされていると見れます。
服と通じる気がします。重ね着、とか、プリーツやドレープの感覚でしょうか。

床。自然に最初に挿入された、人工物。
人の活動をつくりだす、手がかり。
水が捌けやすいように、隙間が空いています。デッキテラスといっしょの手法ですね。
平安時代に、もう、デッキテラス、やってるわけですね。
この水平面、をつくりだしている、自然との接面側、こいつもなかなかの、見物です。
裏面。

永い年月にわたって、寄進による修復を重ねて、継続してきているのですね。

海上に浮かんで走る水平面をつくる裏方達。石の束。そして隙間から漏出る光。
ここがやがて海水で満たされてゆくと考えると、ぞくぞくします。
ミース・ファン・デル・ローエのバルセロナパビリオンの基壇裏側のお話を思い出します。

やっと、本社祓殿。水平ににひろがる、華やかで軽やかな桧皮葺屋根。
女性の神様のための屋根らしい、気がします。

舞のための空間。やはりここでも、神様との時空を超えたコミュニケーションは、ダンスなわけですね。
奥に、拝殿、本殿が見えます。
横長のプロポーションのリズムの中に、
ぞくっとする、軸線の使い方がなされています。西洋人が見たら、どう感じるのだろう。

振り返ると、高舞台、平舞台、大鳥居の枠にきれいに灯籠がおさまっている。
スケールの調整など、ものすごい実力のある設計者。

こちらは毛利元就の寄進による能舞台。
とにかく、「舞台」、「リズム」、「移動」、つまり、ダンスということがこの建築の通底したテーマなんです。
この建築にひとたび入れば、そのひとは知らずの内に、
神の宴にまよいこむ、あるいは招待された神様そのものになる、という、設え。イツクシマモデル。
それは、ダンシングアーキテクチャーへの果敢なる試みと、華麗なる成功。
すごい、体験を、致しました。

はっ、はいっ、貝、とりません!!
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2010/02/06/Saturday
さてこちらは、、

地鎮祭の会場でございます。
「設計」の最終ステージであり、「現場」のはじまり。
いろいろな困難を、多くの方のお力添えにより乗り越えることができ、
やっと、、やっと、、この日を迎えました。
とりおこなうのは、佐伯・五所明神社の宮司様。五所明神社は、1200年を超える伝統のある神社とのこと。なんだか西日本て、平気で平安時代からの伝統が息づいていることに、ぶったまげることが多いです。関東育ちの私には、「1200年」は、想像を絶する時間です。
この地鎮祭という儀式、古来よりの日本での「建築」というもののありかた、日本の社会の根底にずっとある、土地との関わり方とか、アニミズムというか、それが分かりやすく凝縮されたひとつの演劇になっているような、そんな気がします。
こちらは、、

刈初。地域によって順番がちがうようですが、私の知る限りは、(九州では?)御施主のお仕事ですね。
まずは自然そのものの中に踏み込んでゆき、ひとの活動をつくっていく最初に、草刈りがあるという、文明をつくりだしてゆく最初の「日本人」の姿、なのかなぁと、感じます。
こちらの方は、このたびのクライアント、いけだ動物病院の池田先生。
いけだ先生、奥様、スタッフの皆様、このたびは、おめでとうございます。やっと、ですね。
次は、設計者で、私のお仕事。
穿初。鋤で鍬を入れる下準備というわけです。「開墾」を感じます。

恭しく、鋤を頂戴し、、

「えいっ、えいっ、え〜いっ!!」とやるわけですが、
設計段階での思い入れや困難が大きいほど、なんか、威勢良くやってしまいます(笑)
最後は、建設会社。平野工務店さんに工事をしていただきます。
よいものになりますよう、よろしくお願いします。

平野社長の「えいっ、えいっ、え〜いっ!!」も、
これまたすごかった。

安全に、工事がすすみますように。
さて、これから、、

こちら、佐伯市城南の敷地にて、
DABURA設計による「(仮称)いけだ動物病院新築工事」が、スタートします。
動物病院に加え、カフェ、住宅が複合した建築物になります。

こんな感じに、なる予定です。

こんな光が、実現、できそうです。
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