国東半島峰入り 修験の道、踏み出す
国東半島の天台宗僧侶らによる修験行事「峰入り」は31日、豊後高田市の熊野磨崖仏(まがいぶつ)で採灯(さいとう)護摩があり、約150キロの道のりを歩く日程が本格的に始まった。
午前7時ごろ、到着を知らせるほら貝の音とともに約30人の僧侶と100人を超える一般参加行者が参集。10年ぶりの伝統行事を一目見ようと写真愛好家ら約200人も集まり、磨崖仏一帯は人で埋め尽くされた。
僧侶が不動明王像前に積まれた木に点火すると勢いよく炎が上がり、もうもうと白煙が立ち込めた。護摩木を投げ入れたり、不動の真言を唱えたりと一連の作法で道中の無事を祈った。
峰入りの総責任者を務める大先達の秋吉文隆文殊仙寺住職は「峰入りを通して多くの人に祈りの姿を見てもらいたい。一心不乱に一歩一歩前に進みたい」と思いを語った。
一行は磨崖仏を出発した後、古くから伝わる儀式や行事などをしながら豊後高田市内の仁聞(にんもん)修行の跡を巡った。


- 2010.03.31
- Wednesday
- 14:24