ビジネスにも使って 県立図書館
県立図書館(大分市、金子真徳館長)は「ビジネスでも使える図書館」を目指し、館内で無料の経営相談を開くほか、ビジネス関連の蔵書も充実させる方針。子どもの学習支援や趣味、娯楽といった従来型の利用に加え、サラリーマンや自営業者に仕事でも使ってもらい、利用者を増やすのが狙い。28日にはビジネス支援の第1弾として、県民を対象にキックオフセミナーを開催する。
同図書館の蔵書(約100万冊)には、起業や会計、企業経営などに関する本、雑誌も多く、「企業の経営や開業などの分野で検索すれば、100冊単位で関連図書が見つかる」(同図書館)。新聞記事や判例、特許などを検索できるデータベース用パソコンも設置している。
県の重点課題に関連する図書を集めた「県民知っ得!情報コーナー」には、ビジネスに利用できる農業や環境関連の本も多い。厳しい経済情勢を反映し、最近は就職関連の貸し出しも伸びている。調査・相談を担当する立川由美司書は「ビジネスで使える本があることを知っている人は、よく借りていく」と話す。
県民を対象にした「キックオフセミナー」は28日午後1時半から、同図書館視聴覚ホールで開く。電気通信大(東京都)の竹内利明特任教授が、さまざまなビジネスシーンに役立つ図書館活用法について話す。図書館を使って起業した経営者や中小企業診断士らのパネル討論会もある。参加無料。当日も受け付ける。
会場では、中小企業診断士による経営無料相談会やビジネス情報の取得に役立つ図書館サービスの紹介なども行う。無料の相談事業は3月以降も継続する。
金子館長は「ビジネスを含め課題解決への支援は図書館の役割。企画や蔵書を充実して多くの人に利用してもらい、新しい図書館像を築きたい」と話している。
セミナーの問い合わせは県立図書館サービス課(TEL097・546・9971)。

